雑記

DX3rdのスイッチビルドについて

どうもきりぅです。
今日の議題は「スイッチビルド」についてです。
あ、ちなみにダブルクロスのはなしです。
忙しい人向けに結論を書いておくと、

・スイッチビルドは楽しいけど初心者にはお勧めしない理由があるよ!
・でもスイッチビルドはこういう活躍ができるよ!

という話です。

こないだダブルクロス歴0年の仕事の同僚さんたちと卓をするにあたって、キャラクター作成を行いました。
その時にこういうビルドがやりたい!と希望されまして、一緒に作成したのがきっかけです。
また、同じように初心者さんを中心に「スイッチビルドやりたい」という声をよく聞くなぁと思ったので、これを機に記事にしてみました。

あと「初心者」の定義ですが、少なくともひとりでダブルクロスのPCを作成することができない方、くらいの感覚でお願いします。

まだまだきりぅもスイッチビルドは勉強中なので、そこをご理解の上で興味ある方はお付き合いください。
一緒に理解を深めていけたらいいなあと思っております。
















0.スイッチビルドとは

・範囲攻撃と単体攻撃、回復と攻撃、ガードと攻撃、バフとデバフなど、2種類以上の役割を担うビルド

さて、問題のスイッチビルドですが、きりぅとしては初心者さんにあまりお勧めはしていません。
でも、決して悪手だとか、邪道だとか、そんなことを言うつもりも全くありません。
要は『中級者向けよ』ってことです。
「そろそろキャラビルドにも慣れてきたな」
そんな方、よければ一緒にダブルクロスの大人の階段を上っていきませんか。


1.初心者にスイッチビルドをおすすめしない理由

いきなりネガティブなところからはいるんかーい!
はいすみません。でもちょっと説明しておいたほうが良いかなって思ったのでお付き合いください。


①やることが……やることが多い……!

ダブルクロスはエフェクトの組み合わせを駆使して遊ぶTRPGです。
膨大なデータを組み合わせて、自分だけの最強のオーヴァードをつくろう!って感じですね。
なので、PCさんには様々な役割が生まれます。
敵のHPを削るアタッカー
味方のロイスを守るディフェンダー
味方の命中率・火力を増やすバッファー
敵の命中率・火力を下げるデバッファー。
スイッチビルドはこれらの役割を複数もつPCです。
つまり、状況に応じてどの役割をすべきか、リアルタイムに判断する必要が出てきます。

たとえば…

・敵のHPはどれくらい削れたか?
・味方の侵食率とロイスはあとどれくらいか?
・なにかが不足している味方はいないか?
・厄介なエフェクトを使ってくるエネミーはいないか?

こういう状況に応じて、スイッチビルドのやるべきことは都度変わります。
私はサマリー(カンペ)を作ってそれをコピペして遊ぶことが多いのですが、スイッチビルドはこのカンペをただコピペしていればOKという場面が少ないです。
あるいはあらゆる状況を想定してカンペに書き込むしかない。そうするとカンペが縦に伸びます。びょーん。
そうなると索引でもつけないと、もうどこにコピペしたいカンペがあるのかわかんなくなるんですよね。本末転倒。
なので、まだサマリーをコピペする以上のことをする余裕がない!という方にはあまりお勧めしません。


②器用貧乏になりやすい

さて、そんな難易度高めかつ過労死寸前のスイッチビルドですが、さらに苦難が襲い掛かります。
なかなか苦労に見合った出力が出ません。
要は器用貧乏になりやすいのです。
たとえばスイッチアタッカーなら、どうしても完アタッカーに火力もしくは命中率で劣ります。
まあ、そうじゃないと完アタッカーが「僕は……いったい何のために……ッ!」泣いちゃうので仕方ないです。よしよし。

つまり、スイッチビルドってせっかく苦労して判定しても、

・結局敵にかわされてしまった
・敵に防がれてダメージが0になってしまった
・回復量が少ない
・防御力が低くてダメージがはじけない

ということがありうるんですよね。
そりゃまあ一人二役以上をやるわけですから、専門家にはどうしても見劣りしてしまいます。
使える経験点は一緒だしね。


以上が、きりぅが初心者にスイッチビルドをお勧めしない主な理由です。
なんかいろいろ言いましたが、TRPGは対戦ゲームではないので、別に最強キャラとか効率キャラを作らないといけないわけではないです。
ロマンあふれる雰囲気重視のキャラ作ったって問題ありません。
基本的には好きなキャラを作りましょう。

ただ、同時にダブルクロスは戦闘システムが特徴的なTRPGでもあります。
だから一緒に遊んでくれるPCさんの中には、戦闘で緻密な作戦を練って、カッコよく戦うことを求めてプレイしている人もいるでしょう。たぶんいます。
かつ、ダブルクロスは一人ではうまく戦えないように設計されています。
つまりダブルクロスに戦闘の楽しみを求めている人は、あなたがダブルクロスになにを求めているかに関わらず、あなたのことを戦力として頼りにしているし、また頼らざるを得ないのです。
それはあなたがエモいロールプレイがしたいとき、他のPCさんに場を盛り上げるための協力を必要とするのと同じ理屈です。
ぜひ、お互いの意見を取り入れ合ってください。そういうこともまたTRPGの醍醐味です。
ロールか戦闘か? ダブルクロスに何を求めているのか? は人それぞれです。
また、GMの意向を確認することもお忘れなく。


2.それでもスイッチビルドがやりたいっ!

さて、ネガティブな話ばかりになってすみませんでした。こっから先が本題です。
そんなこと言われてもスイッチ楽しそうなんだもん!やりたい!!
もちろんです。スイッチビルドは難しい分ちゃんとやりがいもありますし、しっかり活躍する方法もあります。
そのやり方を以下に解説していきます。


①GMの協力を仰ぐ

まずは一番初心者向けの対策です。GMに頼りましょう。
ぶっちゃけるとGM側は、卓に参加するPCさんのキャラシを事前に見て、できるだけうまくやられてあげられるようなボスを作ります。
夢を壊してしまって申し訳ない。でもTRPGにおけるGMの役目にはこの「うまいことやられてあげる」というのもあるんですよ。
さっきも言ったようにTRPGは対戦ゲームではないので、GMとPCは対立しません。
特にダブルクロスのようなシステムでは、GMはよっぽどのことがない限りPCさんたちに負けるつもりで遊びます。
ですから参加PC全員が便利屋ビルドを作ってくると事前に言ってもらえれば、たぶんGMは「ボスのHPめっちゃ低い」とか、「ボスが回避しない&ガードもやわらかい」みたいな感じにしてくれると思います。
ついでにキャラシも早めに出すとベターです。

しかしここで問題なのは「1人だけスイッチで、あとの3人は一点特化型ビルド」だったときです。
この場合GMは、人数が多い3人の活躍の場を作るために回避やガード値の高いボスを作ることになるでしょう。
なぜなら弱すぎるボスは戦い甲斐がなく、ほかのPCさんたちが卓で得る達成感を削いでしまうからです。
なので、最終的にはGMの判断に従いましょう。


②万能サポート役として立ち回る

次はスイッチビルドならではの強みを活かして活躍する方法についてです。
あらゆる面で一点特化型ビルドに劣るスイッチビルドが食っていくには、その強みを理解する必要があると思います。
スイッチビルドの強みとは、ずばり器用貧乏であることです。
いやいや、それが弱点だってさっきさんざん言ったやんお前。
そうです、でも逆に言えば、それは状況に応じて一人でいろんなことができるということ。
あらゆる分野の専門家が取りこぼしたものを拾う事ができるとも言えます。

たとえば…

・完アタッカーが倒しきれなかった雑魚を一掃する
・完バッファーが補助しきれなかった仲間を補助してあげる
・完ディフェンダーが防ぎきれなかったダメージを軽減してあげる
・完デバッファーが撒いたデバフに+αする
・情報収集が苦手なキャラの代わりに情報収集を行う

決して目立つ役目ではありません、でも出番の多さならだれにも負けません。
それに
「あと一歩でボスを倒せそうなのに、ダメージが足りない!」
「敵の攻撃を避けられそうなのに、達成値があとちょっと足りない!」
「やばい、ファンブルしてしまった!」

そんな場面であなたの出した最後の一手が刺さる。あるいは救いの手が間に合う。
そうなったら盛り上がること間違いなしです。

また、スイッチビルドは目立つ役目ではないと言いました。
ですがTRPGでは自分が目立つ以外にも、ほかのPCたちを目立たせることが必要な場面もたくさんあります。

たとえば

・今回は初心者さんと一緒にやるから、成功体験を持ち帰ってもらってこのシステムを好きになってほしい!
・GMが新しいことを試そうとしている。スムーズにシナリオを進行させてあげたい!

こんな場面ではスイッチビルドはかなり頼りになる存在かもしれません。

大丈夫です、スイッチビルドでしか摂取できない栄養は間違いなく存在します。


3.まとめ

さて、長くなってしまいましたが今回はここまでにしておきます。
具体的な作り方に関しても書きたかったのですが、めちゃくちゃ長くなりそうだったので…。
また気が向いたらそっちはやるということで、またよろしくお願いします。

また、これが正解だ、こうしろと指図する意図は全くありません。
この記事書いた目的としては、初心者さんが一生懸命慣れないPC作成をしたのに、思ったような活躍ができず「ダブルクロスなんかわからない!難しい!」と思ってしまい、敬遠してしまう悲劇を失くしたいと思ったことがきっかけです。
最終的にはみなさん自分の納得のいくキャラで楽しくダブルクロスしましょう。
ではでは!

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