セッション感想,  雑記

Ambivalence OD GM感想とか裏話とか1

5/31(金)~6/23(土)に断続的に行いました、カリギュラOD卓こと「Ambivalence OD」、お疲れ様でした!
ここではセッションの裏話や、時系列を追ってのGMの感想などをまとめていこうと思います。
お時間のある方は、暇つぶしの一つとしても読んで頂けると幸いです。

性質上、卓のネタバレが激しく含まれますのでご注意ください。
では、まずセッション開始~カギP戦までのさくさく感想。

◆セッション開始~自己紹介◆

今回は、全員がTRPG経験者、かつダブルクロス3rdも経験者。しかも2回以上。
という頼もしい以外何もないメンバーです。
ギミックも過去最高(当社比)に凝ったものにしました。

使用ルールブックとサプリメントは

・基本ルールブック1、2
・上級ルールブック(サプリメント/D・Eロイス使用可)
・インフィニティコード(サプリメント/ウロボロス作成可)
・パブリックエネミー(サプリメント/FH作成可)
・エフェクトアーカイブ(サプリメント)
・レネゲイズアージ(サプリメント/アージエフェクト使用可)

……と、こちらもフル活用。
プレイヤーキャラクター作成のための経験点も、
通常130点のところを160点に増加。
完全な中~上級者向けの卓となりました。

ダブルクロスは基本ルールブックだけでも楽しめますが、
沼ってもこんなに世界が広がる! という奥深いジャンルでもあります。
どうぞ安心して沼って頂きたいです(?)

閑話休題。まずは自己紹介から。
私の卓ではダブルクロス(TRPG)の経験が豊富な順にやってもらうのがセオリー。
でも今回は全員経験豊富。だからPC1→PC2→PC3→PC4の順番にやっていただくことに。
ゼクスさん→さかきさん→マジクさん→郷ミみさんの順番ですね。

今回初の試みとして、「PCのプライベート情報を「明かすか」「明かさないか」は、すべてプレイヤーさんにお任せ」としました。
要は、「隠し事したかったらしてもいいよ」ってことです。
所属組織(UGN/FH/ゼノス他)、Dロイス、ユニークアイテム、それぞれの過去などなど。
隠せること(隠したいと思うこと)はそれぞれあると思います。

なぜこういうのを採用したかというと、原作のCaligulaのオマージュです。
Caligulaでは、仲間になるキャラクターたちもそれぞれ事情を抱えています。
が、それらを最初から主人公に打ち明けてくれるわけではありません。
メインストーリーが進んでも、放っておいたら打ち明けてくれません。
打ち明けてもらうには、積極的にそのキャラクターに関わり、心に踏み込むという能動的な選択が必要です。

そういうところを再現できたらいいなー、と、今回隠し事アリ、というのを言ってみました。

◆PC3相田雅輔のオープニング◆

相田雅輔さん、サスケさんの導入です。タイトルは「箱庭」。
ダブルクロスあるある最多賞を受賞していそうなシーン、
UGN日本支部長、霧谷雄吾氏から事件解決を依頼されるシーンです。
サスケさんの、大人に物申したいお年頃(誤解を招く表現)ロールが素敵でした。

そしてエージェント行方不明事件の現場、吉志舞高校跡地へ。
カリギュラ勢から「跡地!?」って反応もらえてよかったです。
勝手に跡地にしてごめんね……!w
そしてサスケさん、あえなく楽園へGO。
そのままPC4のOPへ続きます。

PC3のOPは、ゲーム版Caligulaの導入を意識して書きました。
視点は主人公。

サスケさんは唯一、メビウスを外から見られる位置におり、
「少女に話しかけられ、答えた者がメビウスに招かれる」という情報を体感しています。
また、メビウスに堕ちる前/堕ちる後が明確に描かれるキャラクターです。
メビウスという閉鎖的な世界に対する金の針であり、特異点と言えるでしょう。

◆PC4暮下天海のオープニング◆

暮下さんの導入です。タイトルは「籠の中の鳥」。
場面は変わって「メビウス」の内部。
同じ部活の守田鳴子と一緒に、新入生(サスケさん)の登場を察知して迎えに行くシーンです。

暮下さんは「帰宅部」のメンバーということで、事前にかなりの量の情報を開示しておりました。
具体的には、「アイドラトリィ」「メビウス」「帰宅部」「生徒会の正体」の4項目ですね。
PLの郷みミさんはベテランということもあって、安心してお任せできました。

今回は「隠し事OK」と銘打っていることもあり、各PC(PL)の持っている情報に差異があります。
その辺を、プレイヤー、見学者の皆さんで「こいつは何を知っているんだ?」と
ドキドキしていただければなぁ、と思っていたGMでした。

PC4のOPは、ゲーム版/アニメ版Caligula両方の導入を意識しています。
ただし、立ち位置は主人公ではなく、主人公を後押しする仲間たち。つまり帰宅部です。

中でも特に、佐竹笙悟、柏葉琴乃といった、年上のキャラクターを参考にしています。
異世界に迷い込み、混乱する人達を先導する「先輩」であり、
脱出の意志を見せながらも一人ではそれが叶わない、ジレンマを抱えるポジションです。

暮下さん、かっこいい系お姉さんでかなり好きです。

◆PC2月岡翠のオープニング◆

月岡さんの導入です。タイトルは「はじまり」。

こちらもメビウスの内部、入学式のリハーサル会場である体育館です。
原作のCaligula、アニメ版のCaligulaでも、入学式は重要なターニングポイントです。
原作通りの展開とまではいかずとも、要素は入れたいなーということでリハーサルに。

月岡さんは「生徒会長」……つまり、オスティナートのリーダーである、ソーンとロイスがあります。
そして、メビウスに招かれながら、自力で記憶を取り戻し、現実へ帰る決意を固めています。
ソーンはその優秀さに目をつけて、月岡さんをオスティナート側に引き入れたいのですね。

Twitterでも散々言っていたのですけれども、Caligulaプレイ済みとしては

生徒会長:「……もう一度だけ聞くわ、月岡さん。私たちに協力するつもりはない?」
生徒会長:「この世界で、永遠の楽園に暮らすつもりは。望むものはすべて手に入るわよ」
月岡翠:一つ深呼吸して、会長の方に振り返って、
月岡翠:「永遠の楽園の外に大事なものがあるかもしれませんよ?」
月岡翠:失礼します!ともう一度頭を下げて発生源へ走っていきます。
GM:その答えに、生徒会長は一瞬、息をのんだように感じます。
生徒会長:「そう。本当に……本当に、残念」
GM:生徒会長はもう一度そうつぶやくと、あなたを見送りました。

ここのやりとりほんまめちゃくちゃ美味しかったです……
楽園の外に……外にね……

PC2のOPは、ゲーム版Caligulaの導入を意識しています。
視点はこちらも主人公ですが、少し佐竹笙悟の視点も入っていますね。

ゲーム版Caligulaで、在校生の祝辞を読むのは主人公です。
ただし、ソーンに(色々な意味で)執着を持たれているのは笙悟ですね。
御門さんを助けにグラウンドに駆け付けるシーンなども、どちらかと言えばアニメ版の笙悟に通じます。

◆PC1御門巧のオープニング◆

【BGM:レネット】

御門さんの導入です。タイトルは「わたしはだあれ」。

この卓で初めて歌入りのBGMが流れます。まずはアニメ版Caligulaの挿入歌『レネット』。
レネットとは「小さな王女」「可愛いお姫様」のような、高貴な少女に対する愛称らしいです。
公式からの見解によると、「μという偶像(アイドル)の側面の一つを現す」曲です。
「目を閉じて、目を閉じて、もう大丈夫」など、優しく慰めるような歌詞が特徴的ですね。

御門さんはプレイヤーの中で唯一、メビウスに没入している人です。
最初は記憶を失っていますが、このシーンでクライシスに遭遇し、記憶を取り戻します。

御門さんは「辛いこと・苦しいことを忘れさせる世界」であるメビウスを実感しているキャラクターですね。
サスケさんとは対照的な立ち位置とも言えるでしょう。

PC1のOPは、アニメ版Caligulaの導入を意識しています。
視点はもちろん主人公。

Caligulaシリーズをご存知の方には自明のことですが、
ゲーム版とアニメ版では本当に「まったく」話の流れが違います。
ゲーム版の主人公とアニメ版の主人公では、メビウスに、μに、帰宅部に対する視点も行動も全く違うのです。

ネタバレを避けるため詳しくは省略しますが、
μ、そしてその分身であるクライシスと最も近しいと言っても過言ではないでしょう。
だからこそ、PC1はクライシスの姿かたち・ロールプレイングの方向性を決める権利を持っています。

御門さんと出会ったとき、クライシスは「欲しいものは何?恋人?友達?」と尋ねます。
(これはゲーム版の導入でよく似た質問をされます)
ここで「恋人」もしくは「友達」と答えると、「男の子がいい?女の子がいい?」と聞かれます。
そして、そこで選んだ性別を持ってクライシスが実体化します。

今回はたまたま女性主人公の姿で現れましたが、
「男の子がいい」と答えていれば、クライシスは男性主人公の姿で現れます。
恋人、と答えればそのように振舞いますし、友達と答えれば親友のように接します。

御門さんは「どちらも要らない」と答えました。
その場合、「本当にどちらも要らないのか」と念を押します。
なぜなら、その選択肢にはペナルティが発生するからです。

それでも押し通した場合、クライシスは自らのロイス枠を一つ放棄(使用不可)にし、
強制的に女性主人公の姿を取って、恋人でも友達でもないフラットなロールプレイを行います。
女性主人公の姿を取るのは、これがOD卓だからです。
女性主人公はCaligula ODからの追加要素なので、それを優先しました。

結果的に、フラットなクライシス(ソラ)に御門さんが諭すシーンはとてもジンときました。
でももしかしたら、ここの選択によって、「御門さんの恋人」なソラがいたかもしれませんねw

クライシスによって記憶を取り戻した御門さんですが、生徒会に見つかり、早速襲撃に遭います。

◆ミドル1・カギP戦◆

【BGM:ピーターパンシンドローム(アニメアレンジver.)】

ミドルフェイズ最初のシーンにして初戦闘です。
タイトルは「ピーターパンシンドローム」。
40mPさんの手がける名曲です!

このシーン中は同名のアニメ版Caligula挿入歌
「ピーターパンシンドローム(アニメアレンジver.)」が流れます。
初代のカリギュラ卓ではオリジナル版を使用したので、アニメ版にしてみました。

ゲーム版/アニメ版共に、主人公たちに最初に相対する楽士がカギP(響鍵介)です。
GMの推しだからよろしくね! 響鍵介はいいぞ。
「受け入れちゃってもっと楽しめばいいのに」等、
実際に出てくるセリフのオマージュも楽しみました。

ここでクライシスに名前が付きました!
付かなかったらこちらから「名前つけて~」と促すつもりでしたが、その前につけてくれて嬉しい!

御門巧:「あー……えーっと名前! お前名前なんてんだ!?」
???:「えっとね、まだない!」
御門巧:「ねえか!」
???:「うん? ない? 忘れた? うーん……ない!」
御門巧:「んじゃーソラ! お前はソラな!」

ここのやりとり可愛くて好きですw
そういうわけで、今回のセッション、クライシスの名前は「ソラ」となりました。
「ソ」も「ラ」も音階の名前でなんだか素敵。

帰宅部のキャラクターたちは、名前の中に絶対楽器か音が出るものが入っているんですよね。
もし良ければ探してみてください。

カギP戦、合流してからはきつかった!
思った以上にダイスのデバフがきつくて!もうズタズタです!w
暮下さんもめちゃくちゃ硬いし!w
サスケさんには胸倉捕まれるし!w

頑張ってカギP! まだチャンスは残ってる……!
あなたが負けたら、一体誰がメビウスを守るの!?

次回、鍵介、帰宅部へ。GO Liiiiiiiive!!!!

……というところで、一日目が終了いたしました。
最初から盛沢山で、カリギュラ知っている方にニヤニヤしていただけたら幸いです!

各シーンの感想でも少し触れましたが、各PCのOPはゲーム版/アニメ版の導入を参考にしています。
プレイヤーの方やPCが気になった方は、ぜひCaligula本編の方も確認して、
「なるほどなーこれが元ネタかー」となっていただけたら嬉しいです!

ダイマだろうって?

当り前じゃないか!!!!!

……では今回はこの辺で!
待て次回!

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